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May J.の歌が上手いだけで心に響かない理由がわかった


『先輩ROCK YOU』に神田沙也加とMay J.という最近お馴染みのコンビが登場していた。

そこでMay J.が“歌は上手いが心に響かない”と言われる理由を垣間見た気がした。


『アナ雪』ヒットで、ふたりとも歌いまくりの歌いすぎである。

May J.が登場するたびに「May J.じゃなくて松たか子を出せ~」という声が出るくらい、『アナ雪』前にMay J.が嫌われてしまった原因は、『関ジャニの仕分け∞』でのカラオケ対決出演のせいだろう。



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May J.はカラオケ対決で加点しまくり高得点の負け知らずを記録して歌姫と言われるようになった。
アーティストではなく、バライティに出るカラオケの達人というイメージがついた。
またカラオケ対決企画が人気で、毎週May J.がボスとして登場していたことで「出過ぎでウザい」とも思われるようになる。

何を歌っても上手くその歌唱力は注目を浴びたが、反面「心に響かない」と言われることが多い。



何故、May J.の歌は上手いのに心に響かないのか?

今回の『先輩ROCK YOU』でその理由が垣間見れた気がした。


ミュージカル畑の神田沙也加は、感情や表情をつけることをポイントとして紹介していた。
(アナが歌っている曲ということなので当然だが。)

May J.が話したポイントは、声量が最大になる「すこーしも寒くないわー」の部分を100%として逆算して他の部分を抑えるというもの。



あくまで歌に表情をつけるための「テクニック」重視な考え方だと思う。

中学生の合唱曲でのポイントなら、あるいはカラオケ採点でのポイントなら「ここが一番盛り上がるところだから、ここを100%にして逆算しよう」というテクニックは大事だ。

しかしアーティストであれば?
その歌の意味、歌詞、それを考えれば、自然と表情がつくものだ。
一番盛り上がる、最大になる部分も、逆算しなくても順々についてくる。


※ちなみに、May J.は「Let It Go~ありのままで~」についてこのように語っている。
「私の歌うエンドソングは映画をご覧になった 方々がハッピーエンドだと知ったうえで流れることが前提です。エルサに感情移入するのではなく、物語の世界観を広く 捉えて歌うことが求められました」




「テクニックがあって上手いけど、情感がなくて心に響かない」と多くの人が評価する。

確かにMay J.は、「上手く歌おう」ということを一番大事に考えているのかもしれない。
しかし上手いだけの歌は、カラオケは評価してくれても人間は得てして評価してくれないものだ。


幼い頃から音楽の英才教育を受け、音楽の「成績」は良かったものの、デビュー後は鳴かず飛ばず。バライティで人気が出て、カバー曲ばかり歌うようになる。

歌唱力があるので、元の曲が下手な曲をカバーするとハマるかもしれないが、今のままでは元の良さありきで歌の巧さを披露しているようにしか聞こえない。



ぜひ自分の曲を歌ってヒットさせて欲しいところだが、露出が増えた今でも、今のままでは難しいだろう。

「テクニックがあって上手いけど、情感がなくて心に響かない」曲を誰が聴きたいというのか?ひとはもっとありのままで歌った曲を聴きたいんだよ。


もっとありのままで歌っていいんだよ。と、烏滸がましくもMay J.に言ってあげたい。

なんだかMay J.は自分の中で一方通行に頑張っている感じがするから。
人に聴かせる曲なら、そんなに「巧さ」に頑なにならなくてもいい。人は、機械や審査員と違って採点して評価したりなどしないのだから。


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